【55人目|会社の美人】「秘技・全反転」初発動――高嶺の花に刺さった日

会社編

ヤクザの元妻先輩からもらった、たった一つの言葉。

「マフェットは暗いよ」その一言から、僕はひとつの思考法を作った。

「全反転」――自分の素の反応とは、真逆を選ぶ。臆するなら前へ出る。遠慮したくなったら、自分の意見を言う。相手の顔色をうかがいたくなったら、自分の軸を優先する。そんな単純なルールだった。

その実験台になったのが、社内でも有名な美人だった。背が高く、モデルのようなスタイル。誰もが「高嶺の花」と言う女性だった。

以前の僕なら、話しかけるだけで緊張していただろう。でも、その日は違った。仕事の相談を受けた時も、媚びることはしなかった。

「僕ならこうします。」言い切る。彼女が仕事で悩んでいる時も、お世辞ではなく本音を返した。「そこは考え方を変えた方がいいと思う。」

周りの男性社員は、美人だからと気を遣う。僕だけが、一人の営業マンとして接した。

一瞬だけ、彼女は驚いた表情を見せた。でも、そのあと空気が変わった。目の色が変わった。そんな感覚が、確かにあった。

それからしばらくして、上司との飲み会で思いがけない話を聞く。

「そういえばさ、あの美人がお前のこと好きって言ってたぞ。あいつ、マフェットはバカなのに何考えてるんだろうな(笑)」

思わず耳を疑った。あの日の”全反転”は、自分が思っていた以上に相手へ届いていたらしい。だけど、僕は何もしなかった。

その頃には付き合っていた彼女もいたし、それ以上に思っていたことがある。

全反転で振る舞っている僕は、自分であり、自分ではない。だから、もし彼女が好意を持ってくれたとしても、それは素の僕ではなく、その時の振る舞いに惹かれた結果だと思っていた。不思議と未練はなかった。

僕は昔から、追いかける恋の方が好きだった。リスクを背負って、自分から飛び込んでいく。その方が、自分らしいと思っていた。

後になって彼女は、僕も尊敬していた社内でも優秀な先輩と結婚した。「あの人なら、お似合いだ。」そう素直に思えた。

初めて実戦で使った「全反転」。それは、美人を振り向かせたことよりも、自分の中の弱さに勝てたことの方が大きかった。

あの日を境に、僕は営業でも恋愛でも、「臆病だからできない」と考えることが少しずつ減っていった。—

💡今日のまふぇっと教訓

👉 人を動かす前に、自分の反応を変える。人生は、その積み重ねで少しずつ変わっていく

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—–あとがき「全反転」は、僕の考え方を変えてくれた。でも、僕を変えたのはそれだけじゃない。自信は、考え方だけでは完成しない。服装や姿勢、話し方など、小さな積み重ねがあって初めて「自分は変われる」と思えるようになった。その最初のきっかけになったのが、一着のグレイスーツだった。もし興味があれば、こちらの記事も読んでみてください。

👉 【52人目|会社編】分不相応なグレイスーツと、北川景子似の彼女がくれた自信

そして、「第一印象を変えたい」「仕事でも恋愛でも自信を持ちたい」と思う人は、身だしなみを見直してみるのも一つの方法です。

▼ 僕が実感したように、服装は思っている以上に人の気持ちを変えてくれます。

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