2026-07

会社編

【53人目|会社編】営業の快感を覚えた後輩

工場勤務から営業へ転職した頃の僕は、人との会話すらおぼつかない人間だった。だから毎朝、始業の一時間前には会社へ行き、お客様との会話を想定した文章をノートに何ページも書いていた。何を聞かれたら、どう返すか。断られたら、どう切り返すか。とにかく...
会社編

【52人目|会社編】キャンセルしかけたグレイスーツが、僕を変えた

後の【関東編】で、僕は数え切れないほどの恋愛を経験することになる。その戦場で、僕にとって最強の「戦闘服」となる武器を手に入れた出来事があった。始まりは、一着のグレイスーツだった。関東への転勤が決まり、新しい職場で着るスーツを買いに行った。店...
会社編

【51人目|会社編】イケメン先輩の結婚相手を見て、僕は最低なことを考えた

初めて就職したのは、田舎にある空調機メーカーの工場だった。毎日、ビスを止めて、断熱材を貼り、地下鉄用の巨大な空調機を組み立てる。同じ作業の繰り返し。そんな現場に、一人だけ憧れの先輩がいた。無口で寡黙。必要以上には喋らない。でも、新人の僕には...
おじまふぇっと裏話

【おじまふぇっと裏話①】50人書いて気づいた。本当に変わったのは女性じゃなかった

50人書いて、一番驚いたのは読者じゃない。僕自身だった。「……え、俺ってこんなに色んな女性と出会ってたん?」このブログを書き始めてから、昔の記憶を一つずつ掘り起こしている。「あの人は、この人の前だったな。」「この出来事のあとに、あの彼女と出...
恋愛遍歴

【50人目|ゆみ編(下)】「頑張ってね」と言えた恋

ゆみと付き合っている頃、一度だけ妙な出来事があった。デート中、彼女の携帯電話が何度も鳴る。画面を見るたびに、ゆみは少し困った顔をしていた。「出なくていいの?」そう聞くと、小さく頷いた。昔、少しだけ関わった男性らしい。何度断っても電話をかけて...
恋愛遍歴

【50人目|ゆみ編(中)】好き度70点。それが一番心地よかった

ゆみと付き合い始めてから、気づけば僕は彼女の部屋にいる時間が増えていた。いつの間にか半同棲みたいな生活になっていた。派手なデートは、あまりしない。家でテレビを見て。お腹が空いたらご飯を食べて。食後には二人でタバコを吸う。マイルドセブン。付き...
恋愛遍歴

【50人目|ゆみ編(上)】狐顔と、マイルドセブン

49人目の姉さんに誘われて参加した、お見合いパーティー。あの日、もし「面倒くさいな」と断っていたら。僕は、この人と出会っていなかった。50人目。ゆみ。僕の恋愛人生の中で、一番「安心」という言葉が似合う女性だった。僕より4歳年下。最初に見た時...
恋愛遍歴

【49人目|境界線編】「1回だけなら、やらせてあげる」を断った夜

48人目のあの夜。僕のプライドは、大阪郊外のアスファルトの上で木っ端微塵に砕け散った。それでも、200人の旅は止まらない。傷だらけのメンタルを抱えたまま、次に出会ったのは、それまでほとんど縁のなかった年上の女性だった。出会いは、イオンの化粧...