【63人目|関東編】ヤマダ電機の女――僕のマッチングアプリ初逃亡

恋愛遍歴

マッサージチェアの前で、僕は逃げた

前回の「ウォーウォーの女」で、横浜での初デートは散々な結果に終わった。

でも、僕は懲りなかった。ここは横浜。関西よりも、街を歩いている女性が洗練されているように見える。

「あれは事故だ。たまたまだ」

「次こそは……!」

そう思って、マッチングアプリで次の女性と会う約束をした。

待ち合わせ場所は、〇〇駅近くのヤマダ電機。まだ横浜に来たばかりで土地勘もなく、少し迷いながら店に向かった。

彼女から指定された待ち合わせ場所は、家電コーナーのマッサージチェア。

「マッサージチェアに座って待ってるね」……なんだ、その待ち合わせ。

そう思いながら、僕は店内を探した。マッサージチェアの前で家電コーナーに到着。

マッサージチェアが並んでいる。そして、その中にそれらしき女性がいた。

僕は緊張しながら、後ろから近づいていく。女性と会う直前は、いつも緊張する。

心臓はバクバク。でも、このヒリヒリする感じが嫌いじゃない。

「よし……行くぞ」

声をかける前に、僕は一度その女性の前を通り過ぎながら、顔を確認した。

(横浜の洗練された女性であってくれ……!!)

チラッ。……。……あれ?正直に言う。僕が想像していた感じとは、かなり違った。

服装もかなりカジュアルで、気合いを入れてきたようには見えない。

僕の頭の中に、前回の「ウォーウォーの女」と過ごした1時間が蘇った。

(また……あんな感じだったらどうしよう)

そして、ここから僕の中で、とんでもなく情けない葛藤が始まった。

【本能】逃げろ!

【理性】「せっかく来てもらったんだから、声をかけろ

【本能】「いや……でも……」「前回は本当に帰りたかったんだよ」

【理性】「約束したんだろ?」「だからって、何も言わずに逃げるのは最低だろ!」

【本能】「……でも……」「……分かってる」

「俺は。。。俺は。。。楽になりたいんだー!!」

負けた。僕はその場から、そっと離れた。

ヤマダ電機から逃走

声をかけなかった。謝りもしなかった。

ただ、そのままヤマダ電機を出た。今思えば、本当に申し訳ないことをしたと思う。

わざわざ待ち合わせ場所まで来てくれた女性からすれば、「……え? どこ行った?」という話だ。

でも当時の僕には、それよりも「また失敗したくない」という気持ちが勝ってしまった。

そして店を出た僕は、心の中で何度も自分に言い訳をした。

(仕方ない……)

(今回は事故だった……)

(次がある……!)

……いや。普通に俺が悪い。今から思えば……この一件で、僕はひとつ学んだ。

マッチングアプリで、相手の顔写真をちゃんと確認してから会おう。

……遅い。あまりにも遅い。でも、それまでの僕は「実際に会えば何とかなる」と思っていた。

その結果、62人目――ウォーウォーの女。

63人目――ヤマダ電機の女。

横浜に来て、まさかの2連敗。関西で積み上げてきた経験など、横浜では何の役にも立たなかった。

それでも僕は懲りない。

「よし……次だ!」逃げた男は、また次の女性を探し始めた。

【今日のまふぇっと教訓】

👉 マッチングアプリで会うなら、せめて顔写真は確認しておけ。ヤマダ電機まで行ってから逃げるな。

更新を応援してくれる方は、下のボタンをポチッとお願いします!

にほんブログ村 恋愛ブログへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました