不夜城での戦いに明け暮れ、少しずつ「女を落とす力」がついてきたと勘違いしていた頃。
紹介されたのは、地元・のぶちゃん(仮)の知り合いだった。のぶちゃん自身は、お世辞にもモテるとは言えない、失礼ながら「田舎臭い」女の子。だからこそ、俺は油断していた。
現れたのは、田舎ヒエラルキーの頂点。車で迎えに行った俺の前に立っていたのは、のぶちゃんとは正反対の「本物のギャル」だった。
明るすぎる髪、短いスカート、そして大胆に開いた胸元。田舎のパワーバランスを支配するような、圧倒的なオーラ。
なぜか?「いける」という、愚かな確信。肌の露出に、俺の脳は一瞬でバグを起こした。「露出が多い=エッチできる」若さゆえの、あまりに単純で愚かな方程式。
心を落とすことなど二の次で、頭の中は「どうやってホテルに連れ込むか」という下心一色に染まっていた。
目的地のない、2時間のドライブ。俺は必死に、そして浅はかに攻め続けた。
「付き合おうよ」
「今日、可愛いね」
「手、繋いでいい?」
窓の外を見つめる、冷ややかな視線。彼女は一度も、俺の方を見ようとしなかった。
ただ真っ直ぐか、あるいは退屈そうに窓の外を眺めながら、淡々とナイフのような言葉を投げつけてきた。
「……のぶちゃんがお似合いじゃない?」
「真面目な人がいいと思うよ」
「お前は、こっち側の人間じゃない」その一言は、俺が必死に積み上げてきた「ナンパ師としての自信」を、根底から叩き潰した。
のぶちゃんという鏡を通して映し出された、俺の「本当の立ち位置」。ナンパで力をつけたつもりでも、本物のギャルから見れば、俺はまだ「のぶちゃんの隣に並ぶのが妥当な男」でしかなかったのだ。今思えば失礼な話だが…
下心だけを燃料にしてハンドルを握る俺の横で、彼女は最後まで俺を「男」として認識することさえなかった。
💡 今日のまふぇっと教訓「肌の露出は『誘い』ではない。それは、彼女たちの『鎧』であり、格差を見せつけるための『武装』なのだ。」


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