大学テストの合間、僕は「試験対策」というもっともらしい理由で、街の小さな図書館にいた。そこは2階建ての、カフェすらないストイックな静寂の聖域。
聞こえるのは、職員が鳴らす本の返却音「ピー」という無機質な機械音だけ。そんな場所で、僕は歴史漫画を片手に、つかの間の休息を楽しんでいた。
平和な、日曜日の午後。異変は、読み始めて10分後に起きた。
「あん……」
耳を疑った。どこからともなく聞こえてきた、女性の甘い声。混乱する僕をよそに、声はさらに鮮明さを増していく。
「あん、あーん」
こ、これは……間違いない。昼下がりの図書館に似つかわしくない、紛れもない「あえぎ声」だ。しかも、あろうことか声の主は僕の「ポケット」の中にいた。昨日、こっそり見ていた動画。何かの拍子に再生ボタンが押されたらしい。
「あっあんあんあーんあーん!」
ボリュームは最大だった。静まり返った館内に、an・an声が響き渡る。周りの5人の視線が、一斉に僕を突き刺す(気がした)。
恥ずかしさで脳内が真っ白になった僕は、逃げ出した。だが、逃げても逃げても、an・anは止まらない。2階から1階へ。「ピー」とバーコードを打つ受付の横を、an・anを鳴り響かせながら走り抜ける。
その瞬間、僕は間違いなく、この図書館の歴史に刻まれる
「an・an男」だった。
出口を飛び出し、外の空気を吸ったとき、僕の「試験対策」は別の意味で完結した。「どんなピンチでも、逃げ足だけは速くなければならない」と。
💡 今日のまふぇっと教訓
「静かな場所ほど、自分のミスは最大音量になる」
「図書館であんな大音量を流してしまったのも、もとはといえば家で動画を楽しみすぎたせい。家でゆっくり、かつ安全に(笑)エンタメを楽しむなら、ゲオの宅配レンタルが一番です。今なら無料でお試しできるみたいですよ!」
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